「チェンソーマン」の藤本タツキによる異色作「ファイアパンチ」がヤバい

ファイアパンチ 戦争・格闘
©藤本タツキ/集英社

ファイアパンチ」は、少年ジャンプ+で2016年から2018年まで連載されていた藤本タツキによる漫画です。

チェンソーマン」を描いた漫画家の、出世作といえる作品です。

人間の感情表現がいびつすぎて、世界観が無茶苦茶です。

クレイジーな展開で読者がついていけない、天才的な問題作です。

何度読んでも理解できないけど、あらすじ書きます

この漫画は話や時代がガンガン飛んでいくので、難解すぎて、簡単には理解できません。

ざっくりと、かいつまんであらすじを紹介します。

まず、祝福者と呼ばれる奇跡を起こせる人々が登場します。

ONE PIECEでいうところの、悪魔の実の能力者みたいなものです。
基本的にはこの祝福者たちが戦う話です。

世界は、氷の魔女という祝福者の能力で閉ざされ、1年中雪で覆われています。

食糧が作れなくなり、人々は飢えに苦しむようになります。

主人公のアグニは再生の能力を持っており、体を怪我してもすぐ再生し、回復してしまう祝福者です。

食糧のない自分が住む村の人を助けるため、アグニは定期的に自分の腕を切り落として配り食糧として村人に与えていました。

祝福者といえど、腕を切り落とすときは、普通の人間と同じように激痛を伴います。

それでも、アグニは何度も何度も自分の腕を切り落とします。

アグニに頼り、村人たちは何とか生き延びていました。

そこに氷の魔女を倒すためにベヘムドルグ王国から派遣された兵士たちが現れ、村を襲います。

兵士たちは食糧と燃料を奪うために村を壊滅させます。

兵士たちに妹のルナを殺され、アグニは復讐に生きることとなります。

その際、兵士のリーダーであるドマの能力である消えない炎をアグニは体に受けてしまいます。

再生能力のため死ぬことができず、アグニは炎による燃焼と再生が永遠に繰り返される苦しみの中で生きることとなります。

アグニは復讐のためドマを追い、様々な敵と出会い戦っていきます。

ドマを追いかける旅に出た後の難解な展開

ドマに対する復讐のための旅あたりまでは、人間のエゴや復讐心など、比較的分かりやすい感情表現が主になっているので、おもしろく読み進められるのですが、アグニの復讐を映画化したいという変人トガタが出現するあたりから、物語が混とんとしてきます。

トガタは映画をおもしろくするため、敵にアグニを襲わせようとします。

アグニを信仰するサンや、妹ルナにそっくりのユダなどの登場でさらに誰が敵で誰が味方なのか、それぞれの感情もぐちゃぐちゃに揺れ動いて、ストーリーの流れが全く分からなくなります。

さらに、物語も突然10年経ってたり80年経ってたりと、今どの時代を生きているのかも分かりにくく、後半になると現実世界の話なのか、精神世界の話なのかも分かりにくくなり、とんでもない漫画です。

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