「RANGER 陸上自衛隊 幹部レンジャー訓練の91日」は、陸上自衛隊で最も厳しい訓練である、幹部レンジャー養成のための91日間に渡る壮絶な訓練の様子を撮影した貴重な作品です。
過酷なレンジャー教育課程を卒業した者のみにレンジャーの資格が与えられます。
幹部レンジャー訓練は、その自衛隊のエリートであるレンジャーたちを教える側である教員となる幹部候補生を育てるための訓練の過程を納めたものであり、通常のレンジャー教育課程よりも相当厳しいものです。
厳しい訓練の映像に衝撃!
いきなり、集合場所の廊下で腕立て伏せをさせられる場面から始まります。通常の腕立て伏せと違い、笛が鳴るまで腕を上げられません。
装備品の準備が出来ていないということで、教官から服や靴を投げつけられながら罵倒されます。そして、外へ出てまた腕立て伏せです。
その間も教官に罵倒され続けます。
ロープ渡り訓練では、途中で落ちてしまった者は、容赦なく殴られます。
ひたすらボートを漕ぐ訓練。
戦闘訓練で、使用済みの弾倉を置いてきてしまった隊員。全隊員が銃を90度に持ち上げたまま静止する罰を受けます。
ひたすら山奥の急な崖を登る訓練もありました。
夜間の山にこもり、模擬戦闘を行う訓練もあります。部隊間の伝達の遅れや作戦の甘さなどを教員にまた罵倒されてます。
ヘリから降下し、戦闘へ向かう訓練。
敵車両の進路に爆弾を仕掛け、伏兵による襲撃を行う訓練。ここでも、索敵が遅れ教員に罵倒されてます。
5日間不眠不休で山中で戦闘を行う訓練。訓練中、満身創痍の中教官から一言「詰めが甘い」。スプーン一個の置き忘れでした。。。
全ての訓練を終えて、レンジャーとなった訓練生たち。
普段の生活では、彼らのことを考えることもない私たちですが、自衛隊への感謝の気持ちが沸く、良い作品でした。
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