アメリカの経済ジャンルで大人気のブログを翻訳した「ヤバすぎる経済学」

ヤバすぎる経済学 経済
©スティーブン・D・レヴィットスティーブン・D・ダブナー/東洋経済

ヤバすぎる経済学」は、シカゴ大学経済学部の教授であるヴィットと、相棒のダブナーが運営している人気ブログをまとめた本です。

前作「ヤバい経済学」の続編なのですが、全世界で700万部を売り上げる人気作品です。

注目のテーマ

  • 効果的なテロの起こし方って?
  • 銀行襲うならいつ?
  • 家族以外の人より家族に誘拐される方が3倍多い?
  • 格安航空券で飛行機が墜ちる?
  • 絶滅危惧種を守る法律で絶滅が早まる?
  • 地産地消は地球にやさしくない?
  • 名前で人生が決まっている?
  • 高級売春婦の経営戦略って?
  • ご褒美の中身とタイミングで子どもの成績が良くなる?

など、クレイジーなテーマで、とにかく経済の闇に鋭く切り込んでは炎上する大問題ブログです。

本書には131ものテーマが収録されています。

経済の知識がなくてもOK!

とにかく、ゲスな話が多く、経済学の知識がなくても楽しく読める作品になっています。

 

ちょっと、アメリカンジョーク的な皮肉が多く、日本人の感覚では理解できない部分もありますが、そこは適度に読み流してOKです。

 

テロの話、ギャンブルの話、覚せい剤の話、環境問題の話などに経済学者ならではの視点で斬りこみます。

とにかく、普通の人たちが思い込みで勘違いしている経済を正したい、という正義のもと言いたい放題です。

まあ、諸説あるんだろうけどね、と思う話も多いですが、新進気鋭の経済学者らしく、尖った発言が多く、いろいろな社会問題に一石を投じるという意味では、とてもインパクトがあります。

 

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