「ヤバすぎる経済学」は、シカゴ大学経済学部の教授であるレヴィットと、相棒のダブナーが運営している人気ブログをまとめた本です。
前作「ヤバい経済学」の続編なのですが、全世界で700万部を売り上げる人気作品です。
注目のテーマ
- 効果的なテロの起こし方って?
- 銀行襲うならいつ?
- 家族以外の人より家族に誘拐される方が3倍多い?
- 格安航空券で飛行機が墜ちる?
- 絶滅危惧種を守る法律で絶滅が早まる?
- 地産地消は地球にやさしくない?
- 名前で人生が決まっている?
- 高級売春婦の経営戦略って?
- ご褒美の中身とタイミングで子どもの成績が良くなる?
など、クレイジーなテーマで、とにかく経済の闇に鋭く切り込んでは炎上する大問題ブログです。
本書には131ものテーマが収録されています。
経済の知識がなくてもOK!
とにかく、ゲスな話が多く、経済学の知識がなくても楽しく読める作品になっています。
ちょっと、アメリカンジョーク的な皮肉が多く、日本人の感覚では理解できない部分もありますが、そこは適度に読み流してOKです。
テロの話、ギャンブルの話、覚せい剤の話、環境問題の話などに経済学者ならではの視点で斬りこみます。
とにかく、普通の人たちが思い込みで勘違いしている経済を正したい、という正義のもと言いたい放題です。
まあ、諸説あるんだろうけどね、と思う話も多いですが、新進気鋭の経済学者らしく、尖った発言が多く、いろいろな社会問題に一石を投じるという意味では、とてもインパクトがあります。
経済に関する記事
他の経済学者にありがちな、高尚なうさんくささがないのは、この二人の魅力です。
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