TVでも繰り返し取り上げられ、世界遺産への登録を目指していることもあり、もはや誰もが知る有名スポット「端島」通称「軍艦島」。
かつて石炭の炭鉱を掘るために人工的に作られた島であり、最盛期の昭和30年には5000人もの人が住んでおり、世界一の人口密度を誇っておりました。
石炭から石油にエネルギーが移行したことにより、その役目を終えた軍艦島からは人が離れていき、今では無人島となっています。
本作のDVDは、早すぎた未来都市として立ち入り禁止エリアまで踏み込んでの撮影となっています。
ミステリースポットの探検のような不思議さを誘うナレーションで島の説明が進んで行きます。
軍艦島を撮影した映像は多いですが、他の映像より設備の説明がしっかりしていて、分かりやすい印象を受けました。
ナレーションは、真面目な声で、突然ウィットにとんだギャグを言いますので、びっくりします。
いや、しかし真面目なドキュメンタリーを作りたいのか、ミステリー番組を作りたいのか、はたまたコメディ番組を作りたいのか。中途半端さをあえて面白さとして作り上げている感があります。
居住地域だけでなく、学校、病院、映画館、寺、風道弁室(坑道の空気を循環させるための巨大扇風機を置く設備)、竪坑など、観光コースではなかなか見れない場所を見せてくれます。
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