「ジブリの本棚」は、借りぐらしのアリエッティが2010年7月に映画化されるにあたって、エッセイストの阿川佐和子さんが、日本映画界のレジェンド、宮崎駿監督にインタビューを行ったものです。

©スタジオジブリ
単なる借りぐらしのアリエッテイの宣伝番組かと思いきや、しっかりとしたドキュメンタリー作品になっています。
宮崎駿監督の、ふわふわしたようで芯の強いコメントが、哲学的です。
宮崎駿監督はシャイな方なので、大切なことを適当に返事しているように見せかけて語ることがよくあります。
宮崎駿監督が引退されてしまった今ではインタビューを聞く機会はあまりないので、貴重な映像となっています。
宮崎駿監督相手でも物おじせずに、ビシビシとツッコむ阿川佐和子さんが素敵です。
宮崎駿監督の子供時代の読書体験や、人生に深く影響を与えた児童文学者・石井桃子さんについて、語っています。
監督の言葉
このインタビューで宮崎駿監督が語った言葉の中にはとても印象深いものがあります。
「人は、飯を食うために仕事をするのではなく、仕事をするために飯を食っている。」
「本は読んでもいいが、アニメーションは観すぎないほうがいい。」
杏による本の朗読
インタビューとはまったく関係ないですが、本好きで有名な女優の杏さんが、自身が大きく影響を受けた本の朗読を行います。
とても、いい声ですので、聞いていて心地いいです。
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