山里亮太と若林正恭の才能が爆発する番組「たりないふたり」

たりないふたり バラエティ
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たりないふたり」は、南海キャンディーズの山里亮太とオードリーの若林正恭というクセの強い二人の毒のあるトークで大人気だったTV番組です。

二人とも極度の人見知りという欠点を逆手にとって、おもしろおかしく語ってみようというのが、このテレビ番組「たりないふたり」のコンセプトです。

社会性がたりない、恋愛がたりない、社交性がたりない、などのトークテーマを元に、二人が、どのように日常生活を乗り越えているのかをおもしろおかしく語ります。

番組中の前半パートが人見知りのふたりに関わるある一つのテーマに対するふたりのトークで、後半パートが、そのトーク内容を元にした漫才(コント)になっています。

♯1 社交性がたりない

社交性がたりないふたりにとって一番苦痛なものは「飲み会」です。

うまい飲み会の断り方をふたりで交互に語ります。

どっちも元ボケ担当だったため、どっちがボケてもどっちがツッコんでもおもしろいです。

しかし、次から次へと、よくこんなに断る言い訳を思いつくものです。本当に使っているんだろうな、と思えるくらい関心する内容です。

いや、本当爆笑です。あるある的な笑いと、さすがにやりすぎだろっていう笑いの間のちょうどいいところを突いています。

♯2 テレビがたりない

芸人なのに、テレビのバラエティ番組で話を振られるのが苦手なふたり。

バラエティでよくある、料理のコメントを求められるシーン。

大物俳優がコメントし、女優がコメントし、ひとしきり撮り終わった後に芸人が振られる「食べてみろ」、の窮地に対する正しい返し方を二人で考察します。

芸人の苦労と、窮地で輝きを発するセンスが垣間見れます。ただし、オンエアでは芸人部分は、ほぼカットされてるそうです。

♯3 恋愛がたりない

恋愛がたりないふたりは、仕方ないので妄想の世界に浸るのです。

山ちゃんは、上戸彩との妄想です。

もはや現実離れしすぎた、夢の世界のぶっ飛んだ妄想です。

キモ過ぎて面白いの境地ですね。

若林は、満島ひかりとの妄想です。

こちらは、現実感があります。ありそうでないシチュエーションがいいです。

イラっと面白いですね。

♯4 逃げ道がたりない

第4回では、人が不意に言う相手を追い込む質問に対する正しい答えを二人で考えています。

人は知らずにうちに相手を追い込む質問で銃口を向けているようです。

「私、髪切ったんだけど、変かな~?」や、「俺の彼女ブスだろ~?」という質問で追い込まれたとき、人はどう返すべきか。

世間一般のお世辞で返すことを好まないふたりの、独特の返し、必見です。

♯5 ストレス解消する術がたりない

仕事などで、ストレスを受けた後、自宅に帰り、どのような方法でストレス解消を行うのかを、ふたりが実演します。

さすが、このふたりです。人見知りで、相手に言い返さないふたりだからこそ、溜め込んで、家で発散するのはクレイジーすぎるストレス解消法です。

♯6 結婚相手がたりない

ふたりの理想の結婚相手のプロフィールを考えていく回です。

さすがの妄想力です。ふたりとも、妄想しながら超楽しそうです。

理想が高すぎるような、ズレすぎているような、視聴者が心の中でツッコむ回です。

♯7 社交性がたりないⅡ

第一回の「飲み会の断り方」が大反響だったため、同じ議題で2回目です。

ふたりとも、天才的な断り方を提唱します。

特に、若林の提唱する猫ダマシは、感動すら覚えます。

♯8 ドラマがたりない

ふたりが考えた、この言葉を後につければ、どんなセリフや行動でもドラマチックになるという劇空間ワード。

  • 「全米が泣いた」
  • 「これがのちの徳川家康である」
  • 「その時歴史が動いた」

などのワードです。

しょうもない言葉や、しょうもないシチュエーションが魔法のようにカッコよくなる、、、はずですが、ただただ面白くなっただけでした。

カッコよさに満足しているのは、ふたりだけで、周りには笑われています。

♯9 逃げ道がたりないⅡ

第四回でテーマとなった、相手の逃げ道をなくす言葉「銃口」に対する返し、それをまた追及していきます。

今回は、視聴者から寄せられた「銃口」に対するふたりの回答です。

特に、「俺なんて、顔も性格もブサイクだもん」という「銃口」に対する山ちゃんの自虐的回答が秀逸です。

若林は、ときどき模範的な回答を出して、会場から「おぉーっ」という歓声が上がります。
そして、自分だけ株が下がり続けることに山ちゃんがキレはじめます。

♯10 社交性がたりないⅢ

この回は、社交性がたりないふたりが、自宅に帰ってきたときに、どのように楽しんでいるかを再現します。

特に、予定していた飲み会がなくなってハッピーな気持ちで帰ってきたときのように、テンションの高いときの自宅での過ごし方を再現しています。

ひとりだからこそできる恥ずかしい行動をさらけ出してます。

2人のプラベート空間での行動は、奇行に近いです。他人に見られたら通報されるレベルです。

♯11 答えがたりない

第11回は、これまでの、あるお題についてふたりで考察する方式ではなくて、視聴者からの質問に答えていく回です。

視聴者からの質問も

  • 「美容師に話しかけられたくないのですがどうすればいいか」
  • 「親父ギャグを言ってくるやつをどうすればいいか」
  • 「ボウリングでハイタッチをしてくるやつが嫌で嫌で仕方ない」

など、ふたりをあおる内容です。

トゲのありすぎるふたりの回答が面白いです。

♯12 漫才がたりない

最後は、第1回から第11回までを踏まえての、ふたりの漫才です。

毎回放送の最後に10分くらいの漫才はありましたが、今回は30分くらいの内容です。

ふたりともボケ経験のあるツッコミなので、どっちがどっちをやってもテンポが良く面白いです。

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