もしある日突然無人島で過ごすことになったらあなたは生き延びられますか?
アンタッチャブルの柴田と、ニコニコ動画で 人気となったカメ五郎による自給自足サバイバル番組です。
「人生の新たなるバイブルがここにある。」と壮大なキャッチフレーズがついていますが、無人島でワイワイやるバラエティです。
シリーズでDVD化されていますが、その中でも衝撃の作品である第四弾、台風直撃の徳島編を紹介します。
台風到来、ロケはどうなる
なんと、アンタッチャブル柴田が台風で飛行機に乗れず、カメ五郎一人での撮影となりました。
剣山スーパー林道という、87キロある日本最長の林道でロケ開始です。
車で林道を進むこと30分。
林の奥地で車から降ろされ、サバイバル開始です。
幸い、小川がすぐ近くにあったので、飲み水の確保はオーケー。
まずは、食べ物を確保したいということでサワガニを探しはじめます。
川の中の石を持ち上げて裏を探すのですが、コツは砂が舞わないようにゆっくり持ち上げることだそうです。
しかし、ロケを行った場所は川の上流すぎて、サワガニが見つかりません。
代わりにイシヅチサンショウウオというレア種を見つけます。
残念ながら、絶滅危惧種の可能性があるため食糧にはできません。
他の食べ物を探し歩き、ツルアジサイの葉、トチノミ、カエル、シマヘビをゲットします。
カエルはニホンヒキガエルという種類で、東日本にはアズマヒキガエルがいて、その亜種です。
さらに林の奥深くに歩いていったところで、巨大なサルノコシカケを見つけます。
人が入らない林の深くで育ったサルノコシカケは、人が座れるレベルにまで成長していました。
どれくらいの年月をかければあれほどの大きさになるのでしょうか。
食材を集めつつ林道まで出ると、村人発見。
イワタケを探しに行くらしいとのことで同行させていもらいます。
イワタケは、仙人の食べ物と呼ばれる幻の食材なのだそうです。
雨に濡れると、イワタケを岩からきれいにはがせるため、あえて悪天候の中で取りに行くほうがいいのだそう。
村人のアドバイスを受けながら、イワタケをGETします。
さらに帰り道でイワタバコを発見します。形がタバコの葉に似てるだけで、そう呼ばれていますが、葉っぱは食べることができます。
1日目のベースキャンプ探し
食材も集まってきたので、本日の宿を探します。
雨がさらに強くなってきたため、土砂崩れを避けるため林道に戻ります。
1時間山を下り、国道へ出ます。
その間も、カメ吾郎さんは道端に生えているウワバミ草をおいしそうにつまんでいます。
この、自然体の野生児がカメ吾郎さんの魅力です。
歩くこと2時間、岩穴を発見します。
ラッキーなことに、まきになる乾いた流木も落ちています。
ここをベースにすることに決めました。
夕食の調理
早速石を積んで簡易なかまどを作ります。
そこからは、生々しいヘビとカエルの調理シーンです。
皮をはいでも動いているヘビはすごい生命力です。
ヒキガエルは、毒を出すので流水で洗いながらさばく必要があります。
こういった知識があるとサバイバルで生き延びる確率が大きく上がります。
調理方法は簡単です。
火を起こしてはんごうに、取ってきた植物類とカエルを全て入れてゆでます。
完成です。夕食を開始します。
葉タバコが一番美味しいらしいです。
カエルは焼くと身が小さくなってしまうので、茹でた方がいいとのことです。
ヘビだけは、焼いて食べることにしました。
丸々太ったへびだったので食べ応えがあります。
カリカリに焼いてあるので、保存ができます。一部は翌日の食事として残しておきます。
これもサバイバルの知恵ですね。
岩穴の中まで水が入ってきたので、さらに奥のすみのほうで寝ることとします。
緊急時にすぐに避難できるように寝袋を使わずに寝ることとしました。
カメ吾郎さんの、こういった命を守るための判断力にも驚かされます。
たき火は自然破壊でもあるので、可能であれば焚かずに寝るのがカメ吾郎さんのこだわりだそうです。
2日目開始
無事朝を迎えましたが、翌朝、増水により岩穴も危なくなってきたので避難することにします。
古びたトンネルを発見します。
雨やどりをすることにしました。
はんごうに雨をためて、タオルに包んだトチノミを入れます。
タオルを手でしぼり、トチノミから白い液体を抽出します。
カメ吾郎さんは、それをシャンプーにして頭を洗いはじめました。
すごいサバイバルの知識量です。
昨夜焼いておいたヘビを食べて空腹を満たします。
なんと、ラッキーなことに洞窟に巨大なカラスヘビが入ってくる。
もちろん捕まえました。
そのとき、雨が弱まり虹が出ていることに気が付きます。
トンネルの外に出て、巨大なヘビを手に抱えたまま虹に感動しているカメ吾郎さんの姿が、なんとも面白いです。
台風一過
雨も弱まり、風もなくなってきたため探検を再開します。
滝のそばでシカの頭の骨を発見します。
特にサバイバルに役に立つわけではないですが、かっこいいという理由でお土産に持ち帰ることにします。
カメ吾郎さんは完全に旅行感覚でサバイバルを楽しんでいることが分かります。
もう雨もないので、屋根のある場所を探さなくても大丈夫ということで、野原でたき火、料理開始です。
周りの植物に燃え移らないように気を付けることが大事だそうです。
はんごうの中蓋をフライパンがわりにフジのみやタバコの葉を焼きます。
ヘビは炭火焼です。
炭火焼というより直接灰の中に放り込む感じです。
葉タバコは、焼くとまずいようです。
イワタケは昨日のゆでたものより、焼いたもののほうがおいしそうです。
ヘビは、「中骨さえなければ、市場に出回ってもおかしくないおいしさ。」とカメ吾郎さんは言います。
さすがに言い過ぎでしょうが。
近くに生えているススキを敷き詰めて、ベッドの完成です。
そうして、2日目は天候にめぐまれたので、屋根も何もない野原で寝てしまいます。
とにかく、シンプルなサバイバルを好むカメ吾郎さんらしいですね。
無事、台風を乗り切った!
そして、無事朝を迎え、無事今回のサバイバルの終了です。
カメ吾郎さんは、淡々と過ごしていましたが、木がなぎ倒されて、川が滝のように増水している台風の中を乗り切るのは、とても怖いことだと思います。
それを、むしろ楽しんでいるカメ吾郎も、台風くらい怖い人なのかもしれません。
コメント