「ライクドロシー」は、2013年11月に公開された喜劇舞台で、現在はDVDで映像化されています。
「オズの魔法使い」をヒントに作られたメルヘンチックでもありファンタジーの世界観もあり、心温まるストーリーです。
ディズニー映画の実写版を見ているような感覚で楽しめます。
2019年に話題となった映画「十二人の死にたい子どもたち」でも脚本を担当した倉持裕(くらもちゆたか)が、作・演出をつとめています。
- ワンマン・ ショー(2004年)
- パリアッチ(2005年)
- 開放弦(2006年)
- 鎌塚氏、放り投げる(2011年)
配役
- ドロシー:長澤まさみが
- かかし:高橋一生
- ブリキ:片桐仁
- ライオン役:塚地武雅
などの有名俳優が固める豪華舞台です。
主演 長澤まさみの魅力
長澤まさみが、映画「世界の中心で愛を叫ぶ」で一躍人気者となったのが2004年のことです。
当時まだ16歳でしたが、日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を獲得しました。
その後は、映画にTVドラマに引っ張りだこです。
※長澤まさみ主演ドラマ「都市伝説の女」の記事を書いていますので、興味があればご覧ください。
長澤まさみの生足を楽しむためのドラマ「都市伝説の女 Part2」
初舞台は意外と遅く2011年に公演された「クレイジーハニー」です。
※クレイジーハニーの舞台を紹介する記事も書きましたので、興味があればご覧ください。
本谷有希子脚本・長澤まさみ、リリーフランキー主演の舞台「クレイジーハニー」
本作「ライクドロシー」は長澤まさみの初舞台から2年後の2013年に公演されたものです。
「クレイジーハニー」の暗くて深い世界観とは全く違うポップでファンシーな作品です。
普通、映画によく出ている女優さんが舞台に出ると、声が通らないため何をしゃべっているかよく分からないことが多いのですが、長澤まさみは舞台上でもよく通る声質で、聞いていて心地いいです。
演技のほうは、さすが日本を代表する女優だけあって、生意気でかわいらしいドロシー役を見事に演じています。
舞台のスペシャリスト 片桐仁の魅力
片桐仁はマルチな才能の持ち主で、映画、TVドラマ、舞台に数えきれないほど出演しています。
個性的な演技が、他の役者には出せない独特の世界観を見せてくれます。
しかし、「代表作は何?」と聞かれても、これといって思いつかない不思議な役者です。
2005年公開の舞台「ダブリンの鐘つきカビ人間」の主演カビ人間役や、嵐の松本潤主演のTVドラマ「99.9-刑事専門弁護士-」の明石達也役が特に印象に残っています。
本作、「ライクドロシー」では、いつものコミカルな役ではなく、どちらかというと高橋一生と塚地武雅のボケに対するツッコミ役です。
どんな役でもバランスを取ってうまくこなすカメレオン俳優っぷりを見事に発揮しています。
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