ベア・グリルスのサバイバル術「サバイバルゲーム SEASON1」を紹介1

サバイバルゲーム1 ドキュメンタリー
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世界最強の人間、ベア・グリルスが挑むディスカバリーチャンネルで人気の番組「MAN vs. WILD」でのサバイバル生活をDVD化したものです。

今回は、第1シーズンの以下の内容を紹介いたします。

  • ロッキー山脈編
  • フランス・アルプス編
  • コスタリカ・熱帯雨林編
  • ユタ州・モアブ砂漠編
ベア・グリルスのその他シリーズ紹介記事

「サバイバルゲーム SEASON1 その3」の感想

ディスカバリーチャンネルのベア・グリルスによる「サバイバルゲーム SEASON1 その4」を紹介

ベア・グリルスとは?

ベア・グリルスは1974年生まれのイギリス人です。

空手黒帯の実力を持ち、イギリスの特殊部隊に所属したこともあるサバイバルの達人です。

サバイバルゲームとは?

実際に人が色んな過酷な地域で遭難してしまったことを想定し、軽装備でどうやって人がいる地域まで生き延びて移動することができるかを実践します。

装備はほとんどなく、撮影班は本人の生死にかかわること以外は関与できない過酷なルールです。

 

ロッキー山脈編

まずは、ロッキー山脈を5日間で下るサバイバルです。

今回挑戦した9月は、比較的過ごしやすい季節にかかわらず、昼は18℃までしか上がらず、夜はマイナス30℃にもなる過酷な条件です。

ヘリからパラシュートで落下した場所からのスタートとなります。

しかし、いきなりの大失敗です。

着地失敗で木に引っかかってしまいます。

着地失敗

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何とか脱出しますが、もうすぐ日没の時間なので、さっそく寝床を作ります。

1日目宿

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大きな倒木を木に立てかけて、コケを敷き詰めただけの簡易な宿です。

コケは地面に直接触れて体温を奪われることを防ぎ、クッション効果もあるため、簡易なベッドとしては悪くありません。

木の裏でヤスデを見つけます。

貴重なタンパク元、迷わず食べます。

ヤスデ

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ヤスデは種類によっては青酸の化合物である体液を出すものもいますので、食用にするには注意が必要です。

夜を迎え睡眠をとりますが、獣の足音が近くまで来ます。

クマの可能性があるため、避難します。

逃亡

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そのまま2日目を迎え、ひたすら走って下山します。

目的は5日以内に山を下ることなので、体力のあるうちはひたすら走ります。

しかし、ここでも試練です。

目の前に高い崖です。

崖

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これも何とかクリアし、走り続けます。

ときには、たった一人でのサバイバル生活に、寂しくなることもあります。

仲間

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ロッキー山脈には川も多く、ときには命をかけた川下りを行わなければならないこともあります。

山で死ぬ人の多くは、低体温症によるもののため、水にぬれ続けることは大変危険なのですが、急流は一気に下流へ運んでくれる便利な乗り物でもあります。

急流

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さらに進んでいくと、また巨大な崖です。

何度も何度も試練が訪れます。

最後の崖

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フランス・アルプス編

毎年数十人が死亡する危険な山、フランス・アルプスへの挑戦です。

アルプス山脈は巨大なため、ヨーロッパのたくさんの国々にまたがっています。
山脈の南端がフランスになります。

スキーヤーに大人気の美しいスポットですが、雪崩が多く、ベテランの登山者でも突然巻き込まれて死亡することがあります。

遭難者を想定し、軽装備で山頂からの下山に挑戦します。

 

今回も、ヘリからパラシュートで降りてスタートですが、いきなり着地点がクレバスになっているという試練です。

クレバスとは、氷河や雪渓などに形成された深い割れ目のことで、ここに落ちて死ぬ人がたくさんいます。
クレバス

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開始直後から、強烈な頭痛に襲われます。

ベア・グリルスのように体を鍛えぬいた人ですら、高山病にはなるのです。

どんなに鍛えた肉体でも、容赦なく山は襲い掛かります。

高山病

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積もった雪の中に雪洞を作って、何とか夜を過ごそうとしますが、あまりの寒さに眠れません。

雪洞で風をしのいでも、寝袋がなければ地面の雪に体温を奪われるため、眠ることはできません。
眠れない

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今回のサバイバルでも、巨大な崖に行く手を阻まれます。

普通なら崖を迂回して安全な道を探すのですが、今回のサバイバルでは時間が限られているため、あえて崖をロープで渡りショートカットします。

以前に救助隊がかけたと思われるロープが残っていたためこれを利用します。

崖

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コスタリカ・熱帯雨林編

今回の冒険では、あえて雨期のコスタリカの熱帯雨林に挑みます。

毎年100万人の人が観光に訪れる場所ですが、100人近くの人がレスキュー隊に救助される危険な場所でもあります。

コスタリカ旅行は、日本ではあまりなじみがありませんが、海外では自然を満喫できる旅行先として大人気です。

ナイフ1本と水筒だけ持ってのチャレンジです。

山の急斜面

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密林の中の急斜面にパラシュートで降ります。

前回の雪山と違い、ジャングルの中では逆に動物が危険を運んできます。

ジャングルの危険生物
  • サソリ
蚊は、地球上で最も人を殺している動物のため、蚊が媒介するマラリアには要注意です。

斜面を下っていく途中でに突き当たってしまいます。

そこで、ベア・グリルスがとった方法は、急流を木のツルを使って降りていく荒業です。

手を離した瞬間下へ向かって真っ逆さまです。

急流下り

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この方法には強靭な腕力が必要なため、一般の人にはオススメできません。

体を鍛えているベア・グリルスでも、体調不良に襲われることもあります。

衛生環境が整っていないジャングルでは、いつ細菌にあたるか分からず、とんでもない下痢と吐き気で全く寝られなくなってしまうこともあります。

吐き気

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体調不良から何とか復活し、撮影を続けることができたベア・グリルスは、ゴールへ向かい最後の力を振り絞ります。

今回のサバイバルでは、森を歩くより早く進むために、いかだ作りにもチャレンジします。

イカダ

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ユタ州・モアブ砂漠編

モアブ砂漠は、9000km以上の砂漠が続き、広大な土地で一度迷子になれば、もう生きて帰ってくることはできません。

モアブ砂漠はアメリカのユタ州にあります。

今回の冒険の持ち物は、水筒、ナイフ、火打石のみです。

常に40℃を超える灼熱の中で、熱射病と脱水症状に耐えながら、生還に挑みます。

砂漠

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砂漠で遭難した場合、何もしなくても1時間で1リットルの水分を失います。

水を持っていなければ、命のリミットは12時間です。

それまでに水を見つけ出す必要があります。

 

今回の冒険では大きな水たまりを見つけますが、せっかく水を見つけても、飲み水にできない死んだ水でした。

しかも、先へ進むために水の中を泳がなければなりません。

砂漠といえど、谷底の太陽が届かない水は、凍えるほど冷たいのです。

砂漠は、熱を保存する障害物になるものがなく、太陽からの熱が反射してそのまま大気へ逃げてしまうため、夜になると非常に寒くなります。
水中

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とにかく、ただ過酷な環境で過ごすだけではなく、そこから脱出することを目指したDVDです。

いつかこの映像で学んだ知識が役に立つ日が来るかもしれません。

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