北海道で放送されていた大泉洋と鈴井貴之のローカルTV番組「水曜どうでしょう」。
今回は、四国八十八か所編を紹介します。
- 1999年3月 DVD化第14弾に収録
- 2000年4月 DVD化第19弾に収録
- 2002年3月 DVD化第26弾に収録
四国八十八か所をなぜ回るのか
1999年2月に放送された「クイズに出る水曜どうでしょう」のコーナーで200点を取れずに、大泉洋に罰ゲームとして与えられたのが、4日間で四国八十八か所を周り受験生の合格祈願を行うという過酷なロケです。
4日間といっても4日目は北海道へ帰る移動日のためかなりタイトなスケジュールです。

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四国八十八か所とは?
四国で生誕した空海にゆかりのある八十八か所の寺院で、平安時代は修行でしたが、江戸時代になると、その全てを回るとご利益があるということで、お遍路さんが急増しました。
現代では歩いて八十八か所を全て回る「歩き遍路」だけでなく、車や交通機関を利用した巡礼も増えており、一種の観光のようにもなっています。
四国八十八か所の見どころ
罰ゲームロケなので鈴井貴之はおらず、大泉洋一人だけです。
レンタカーで八十八か所を回りますので、基本的には、大泉洋と藤村Dの会話がほとんどです。
二人のののしり合いが大好きな人にはオススメの回です。

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出発の日
1番札所がある徳島県からスタートし、ぐるっと四国1週します。
基本的には、おもしろいことが起きなければ寺でポーズを取って写真撮影して終了です。

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最初は順調に進み、「10分で1寺いけるなー」と豪語していた大泉洋と藤村Dですが、そこまで甘くはありません。
四国八十八か所に指定されているお寺は、山奥にあるところが多く、細く長い道が多く続きます。
そのため対向車が来ると立ち往生してしまうこともしばしばです。

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そして、大泉洋は何より乗り物に弱く、すぐ酔ってしまう体質なのです。
くねくね道の連続で、たった一人の出演者なのにカメラの前でグロッキーです。

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そして時間が押しまくり、暗闇の森の中を走らなければならない状況になってしまいます。
そして、まさかの車通行止めに、臨機応変?な対応を見せます。

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まさかの車両通行止の看板の前でポーズです。
とても残念な20番札所になってしまいました。
1日目の行程は、23番札所までを巡礼したところで夜中になってしまいタイムアップです。
2日目の行程
1日目で23番札所、徳島の札所を回った一行は、2日目で高知の室戸岬から太平洋側をぐるっと回り最西端の足摺岬を目指します。

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朝から車酔いが激しく、常に暗い顔の大泉洋。
高知は、寺と寺の間の距離が長く、とても時間がかかってしまいます。
けものみちや田んぼの中など、道なき道を走らされます。

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そして、35番札所でこの旅の名物となる看板と出会います。

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この少年はこの後もたびたび現れて大泉洋とツーショットを果たします。
しかし、高知はやはり八十八か所の修行の道場と言われるだけあり、なかなか寺クリアが進みません。
2日目は、結局夜中まで挑戦し、40番札所までしか回れませんでした。
3日目行程
3日目は41番札所からスタートです。

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大泉洋も番組内でたびたび指摘していますが、明らかに計画に無理があります。
45番札所では、絶望的な状況に直面します。
山道が凍っていて登れないのです。
しかし、3日目にして何かを悟った大泉洋は、神が与えてくれた試練だと考え、
「ありがたい、ありがたい。」
と言いながらこの難局をクリアしていきます。

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悟りの境地に達したはずの大泉洋でしたが、その後すぐ楽しみにしていた草餅を食べられ怒ります。
「お前のクリームパンを寄越せ」と藤村Dにかみつきます。
まだまだ悟りの道は遠いようです。

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午後9時の段階で、暗闇の中なんとか70番札所まで回りましたが、最終日は多くても10寺を回るのがやっとのため、3日目で80か所目までを目指して頑張ります。
結果、夜中まで寺を回り続け、80か所まで回ることに成功します。
4日目の行程
先日無理をしすぎた大泉洋は、ホテルで目を覚まして風邪をひいていることに気が付きます。

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しかし、悪態をつきながらも早朝から残りの寺を回ります。
そして、ついに88か所の寺を回りきることに成功します。

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苦行を終えた大泉洋は見事悟りを得ることができたのでしょうか。
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