「水曜どうでしょう」は大泉洋、鈴井貴之による超人気北海道ローカルテレビ番組です。
水曜どうでしょうの人気に火をつけたのが、大人気企画、サイコロの旅です。
サイコロの旅のルール
- 1~6の出目に対応する「目的地」と「移動手段」が書かれたボードが渡される
- サイコロを振って、当たった「目的地」と「移動手段」で必ず移動する
- あらかじめ決められた日数内に千歳に戻って来られたら終了
サイコロの過酷ポイント
- 移動先での観光はほぼなく、すぐにサイコロを振らされる
- 移動手段は深夜バスなどのつらいものがほとんど
- 鈴井貴之と藤村Dの甘いもの早食い対決が開催される
鈴井貴之は甘いものが苦手です。
- サイコロの旅が行われることは直前まで大泉洋には知らされない
サイコロの旅の歴史
- サイコロ1 1996年10月放送
記念すべき水曜どうでしょう第1回放送です。
- サイコロ2 西日本完全制覇 1996年12月放送
西日本編ということで、中国地方、四国、九州を行ったり来たりします。
ここから、四国は水曜どうでしょうにとって因縁の地となります。 - サイコロ3 自律神経完全破壊 1997年4月放送
タイトルの通り、自律神経が破壊されるほど長い旅行となります。
シリーズ最長の移動時間です。 - サイコロ4 日本列島完全制覇 1998年1月放送
- サイコロ5 キングオブ深夜バス 1998年6月放送
最長移動距離となるキングオブ深夜バスの「はかた号」に2度乗せられる奇跡の回です。
- サイコロ6 ゴールデンスペシャル 1999年12月放送
その第四弾を今回は紹介したいと思います。
過酷なロケが人気の水曜どうでしょうですが、その中でも最も過酷で、スタッフもやりたがらないという人気企画、サイコロの旅。

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第四弾のポイント
この記事はネタバレを多く含みますのでお気をつけください。
いつものように嘘の別ロケの体で呼び出される大泉洋。
千歳空港に行く車の中でサイコロの旅であることを気づかされます。
今回のスタートは島根県の出雲大社からです。
最初のサイコロで出た目的地は広島。

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広島県は島根県の隣なのですが、直通の交通機関はなく、大きく南へ迂回し、岡山経由で行きます。
特急スーパーやくもで岡山まで行き、新幹線で広島へ降り立ちます。
広島駅へ着いて振ったサイコロで出たのは「カキを食べて一泊 広島」

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サイコロの旅らしくない最高の出目です。
早朝再度広島駅でサイコロを振ります。
選択肢にはまさかのソウル行があります。

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しかし、最悪の出目は出ず、富山行きとなります。
富山駅に着いて出たのは長野。

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トロリーバス、ロープウェイ、ケーブルカーなどを乗り継ぎ日本アルプスを越えていくルートです。
移動距離は92キロしかないにもかかわらず、5時間もかかる壮大なルートです。
夜遅くになって、やっと到着しました。
しかし、すぐさまサイコロです。
最初が出雲大社からのスタートだったから、ついでに入れておいた伊勢神宮を引き当ててしまいます。

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有名な神社を入れてみただけなので、事前に移動手段を調べておらず、急いで調べますが、まさかの移動手段なしです。
徹夜でレンタカーを走らせて400キロの道のりを長野県から三重県まで向かいます。
もしかしたら、このルートが最も過酷だったのかもしれません。
せまい車内で何とか仮眠をとって、朝一で伊勢神宮に到着です。

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そして、振ったサイコロは仙台行きです。
JRで名古屋まで出て、新幹線で東京→仙台と向かう、ちょっと距離のあるルートです。
仙台に到着したころにはすっかり夜になっていました。
翌日に鈴井さんのラジオを控えているため、サービスで札幌行きが3つもあるサイコロを振ります。

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鈴井さんにサイコロを振らせるとロクなことが起きないので、満を持して大泉さんが振って出た目は、東北新幹線で宇都宮へ逆戻り。
大はずれです。
さあ、宇都宮へ到着し、いよいよ時間がなくなってきた一行。
鈴井さんが振ったサイコロは、京都。
ここまでうまくかわしてきた深夜バスがいよいよ登場です。

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朝になり京都に着いて、さすがに時間がないので、サイコロのうち4つの出目で千歳空港へ帰れるルートです。
大泉さんが振って、出した出目は、まさかの博多行き新幹線。
鈴井さん激ギレです。
そして、博多駅ではサイコロを振ることもできず、まさかの時間切れ終了です。
まさかのギブアップ終了です。
こんな終わり方もあるんですね。
リアルなバラエティです。
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