メルカリやネットで偽物のDVDを買わないように気をつけたいこと

メルカリ 雑記
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私は、書籍やDVDの感想を書くブログをやっているため、よくAmazonメルカリヤフオクなどでDVDを購入します。

はじめのうちは偽物(国内の正規品ではないもの)を買わされてしまうことがよくありました。

残念ながら日本のDVDの市場には一定数の偽物が流通しています。

特に今流行りのメルカリは無法状態なので、海賊品まで普通に売られています。

海賊品の販売は当然メルカリでも禁止されているのですが、出品者自体の知識がなく、知らず知らずのうちに海賊品を販売しているケースがあります。

DVDの偽物の種類

一口に偽物といっても種類はたくさんあります。

  • 海賊盤
  • サンプル盤(見本品)
  • レンタル落ち商品
  • 輸入盤

正確な意味での偽物は海賊盤だけですが、国内で正規に販売されいる商品ではないという意味でサンプル盤、レンタル落ち商品輸入盤なども広い意味で偽物に含めてお話させていただきます。

 

海賊盤の見分け方

海賊盤は、コピー品として明らかに偽物を作って売る目的で作られた物なので、販売すれば犯罪です。

個人が自身の視聴のために作成したコピー品は問題ありません。

メルカリヤフオクなどの個人間での売買では結構ありますので注意が必要ですが、たまにAmazonなどでも売られていることがあり驚きます。

日本に流通している海賊盤の大半は中国製、韓国製のものです。

特に日本ドラマ、韓流ドラマや中国映画のDVDでよく見かけるので注意が必要です。

あとは韓国アーティストのCDでも結構海賊盤があるようです。

Amazonではレビューなどを見て、「明らかに偽物」とかいうコメントが残っていたりする商品は注意が必要です。

海賊盤は、本物に似せて作っているので日本国内品を示す「4」から始まるバーコードが普通に使われています。

しかし、本物と違って商品をよく見ると違和感を感じるところが多いです。

見分けるポイントとしては以下のとおりです。

  • 表紙の印刷が本物より縮小されていてサイズ感がおかしい
  • 表紙の印刷の質が悪く、本物のような光沢がない
  • 逆に表紙の印刷に不自然な光沢がある
  • 裏表紙の商品説明部分に中国語などの外国語が混ざっている
  • ケースを開けると中に入っているディスクが袋に入っている(通常国内盤ならツメのあるディスク止めがあるが、全くなくケースが空っぽ)
  • ディスクの印刷の色が薄い
  • ディスクの中央部に中国語がある(中国産のディスクを使っている)

 

これらの特徴に当てはまるものが必ずしも海賊盤というわけではなく、小さな制作会社が作っているDVDなどは本物であっても手作り感がありますので注意してください。

特に、DVD-R(ディスク裏面の映像記録面が紫色のもの)に焼かれている作品は、小さな劇団の演劇DVDやスポーツ選手が独自に作っているDVDなどでたまにありますが、これらはむしろ本物である可能性が高いです(海賊版は一応本物に似せて作るのでDVD-Rを使っているような粗悪な海賊盤はさすがに見かけません)。

海賊盤を販売することは犯罪です。メルカリなどで気づかないまま販売している方をたまに見かけますが、危険ですので最低限の知識を持って出品するようにしましょう。

サンプル盤(見本品)の見分け方

サンプル盤とは、DVDの制作会社が、プロモーション用にお店などに配る無料の製品です。

また、スポーツ観戦者に無料で配られるプレゼント盤などもあります。

これをメルカリヤフオクで販売することがいいのか悪いのかは微妙なところですが、犯罪とまではいえないし、明確に禁止もされていないので出品している方がたくさんいらっしゃいます。

製作会社としては、こういう商品を流通させてもらいたくないので、「プロモーション用製品のため二次譲渡を禁止する」と書かれていることが多いです。

見分け方は以下のとおりです。

  • ケースの裏面のバーコードの上に「sample」「サンプル品」「present」「見本品」などのシールが貼られている
  • ディスクの中央部の透明なところに「sample」などの印字がある

特に、日本のドラマDVDでサンプル盤は多く出回っています。

その他、スポーツ系(特にプロレス)のDVDは会場でプレゼント用に配っていたりするのでサンプル盤が結構出回っています。

メルカリヤフオクなどでは、サンプル盤であることを隠すために、「sample」のシールを剥がしたり、ディスク中央部の「sample」の文字を削って、正規品に見せかけて販売している悪質なケースもありますので注意が必要です。

その場合は、バーコードの上に不自然なシール剥がし跡が残っていたり、ディスクに削り跡が残っていたりすれば気づくことができます。

「sample」シールははがれにくいのりで貼られていることが多いので、バーコードにシール剥がし跡が残りやすいです。

サンプル盤を販売すること自体は犯罪ではないかもしれませんが、中古買取ショップでは当然買い取ってもらえませんので、正規品に比べて価値が著しく劣るものであることは間違いありません。

気が付かないうちにメルカリに出品してしまっていたということがないように注意してください(知っていて出品している人の是非はここでは問いませんが)。

レンタル落ち商品の見分け方

レンタル落ち商品は、TSUTAYAGEOなどのDVDレンタル店などでレンタル用に使用されていたものが中古品として販売されたものです。

これ自体はレンタル店自体が堂々と販売していますし、Amazonでもレンタル落ち商品と明記して販売していますので、問題はないという見方で良いのでしょう。

問題は、メルカリヤフオクで、きちんとした商品説明がされておらず、誤ってレンタル落ち商品を買ってしまう可能性です。

Amazonでも、きちんとレンタル落ち商品と明記せずに販売している業者をたまに見かけますので注意してください。

レンタル落ち商品の見分け方は比較的簡単です。

  • そもそも正規のケースがないので、レンタル用のケースに入っている
  • 表紙のどこかに管理番号シール(小さな数字の羅列のシール)が貼られている
  • ディスクに管理番号シールが貼られている
  • 表紙裏の商品説明欄に「レンタル専用」と書かれている
  • ディスクに「レンタル専用」と印字がある。

 

ただし、レンタル落ち商品でも、意図的に管理番号シールを剥がして、ケースを入れ替えて正規品に見せかけることは可能ですので注意が必要です。

輸入盤の見分け方

輸入盤は海外で正規に権利を得て売られているものなので日本で販売しても犯罪ではありません。

しかし、いざ買ってみると日本語吹き替え字幕がついていなかったり、そもそも再生できなかったりと、がっかりすることも多いので注意が必要です。

DVDプレーヤーは各国で仕様が違い、「リージョンコード」と呼ばれるコードが合わないとディスクが再生できないことがあります。

輸入盤は、外国音楽系やバレエ、クラシックのDVDなどでよく見かけます。

見分け方はレンタル落ち商品よりもっと簡単です。

  • バーコードが「4」以外から始まっている(頭の数字でどこの国の商品か分かるようになっています)
  • 表紙の裏の説明が外国語
  • リージョンコードが日本を表す「2」以外になっている。

 

輸入盤に関しては見分けやすいし、販売して問題のあるような商品でもあるためあまり気になりませんが、間違って購入して再生できない残念なパターンにならないように注意しましょう。

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