ウルフ村田の投資法を学びたいなら「株で2億円稼ぐ東大卒トレーダー」

ウルフ村田 投資・金融・会社経営(DVD)
©村田美夏/パンローリング(株)

「株で年2億円稼ぐ東大卒トレーダー」は、テレビや雑誌で大人気の株式トレーダー、ウルフ村田こと村田美香(むらたみか)のセミナーを、株式関係のDVDをたくさん出版しているパンローリング社がDVD化したものです。

ウルフ村田とは?

ウルフ村田は、強烈なキャラクターでトークの上手さで人気となった株式トレーダーですが、実は綿密な分析に定評があります。

元々は東京大学経済学部を首席で卒業し、日本長期信用銀行に入社しますが、1998年に同行が経営破綻してしまいます。

2000年にサラリーマンを辞め、昼はトレーダー夜はキャバクラで働きます。

ニュースなどでイベントが発生したときに銘柄が急騰するのを狙って投資することが好きなイベント投資家ですが、そのイベントからの銘柄の動きの予測が上手く、それが株で大儲けした原動力になっています。

通常、イベントの情報が一般の投資家のところに届く頃には既に機関投資家が動いた後で、一般投資家は踊らされるだけということが多いですが、果たしてどのようにこれに対抗しているのでしょうか。

現在も現役のトレーダーで、最高で年収2億円を稼いだという強者です。

セミナーの内容

このセミナーのときは、ちょうどアベノミクスと日本銀行の黒田総裁による株式市場への資金注入がどんどん進んでいる時代で、日経平均は19000円くらいまで順調に上がっていて、今後の見通しも明るい時代でした。

リーマンショックにより8000円代まで落ち込んだ日経平均が、アベノミクスと黒田采配によりどんどん上がり続けた時代です。

気絶投資法

日経平均が一方的に上がっているときに個別株を買うと、下降トレンドにひっかかってしまうことがあるので、日経平均レバレッジを買って黙って持っている「気絶投資法」が正解だそうです。

気絶投資法は、ウルフ村田の得意技で、日々の市場の動きに惑わされない作戦です。

まねっこ投資法

資金力がある人、影響力がある人がどのような投資を行っているのかを大量保有報告書などで調べて、それを真似する「まねっこ投資法」が好きで、その方法により素人でもプロに並んで投資ができるようになるようです。

年初来高値更新はテンバガー(株価が10倍になる銘柄)を探すときによくチェックしているそうです。

ウルフ村田が実際に手掛けていた株

ウルフ村田が投資してうまくいったテンバガー銘柄に神戸物産があります。

2014年に5000円の頃に買って、1か月で11000円まで上がったことはウルフ村田を有名にした1件です。

このセミナーでウルフ村田が取り上げた銘柄がトリドールです。

トリドールといえば丸亀製麵を経営しており、増収増益を続けている優良銘柄です。

とにかく月次をチェックして、早めに投資か撤退かを判断し、こまめに出入りを繰り返して利益を取っていったそうです。

市場変更を狙った投資法

ウルフ村田が重要にしているイベントドリブンとして、市場変更があります。

マザーズ市場から東証1部への昇格したサイバーエージェントが良い例です。

市場変更があると大手のファンドがインデックスに組み入れるので株価爆発の起爆剤になりやすいです。

しかし、市場変更で気を付けなければいけないのは、市場変更と同時に公募増資を行う企業があることです。

基本的に市場変更は株価が上がるのですが、公募増資によりむしろ株価が下がってしまう銘柄もあるので要注意です。

公募増資とは、新たな株を発行することで、これにより市場に出回っている株の数が増え、1株あたりの価値が下がってしまいます(株の希薄化)。

IPO投資

次にIPO(新規上場)投資についてです。

IPOでは、開始直後に当選者による売りが発生するので株価が下がりがちですが、その後大きく伸びる可能性が高いので、持っておくことが良い結果に結びつくことが多いそうです。

ウルフ村田のセミナーDVDの感想

ウルフ村田は、とにかく話す内容が明瞭で素人にも分かりやすく、分からないことは正直に「私は分かりませんが」と言うので、非常に好感が持てました。

専門用語は少なく投資初心者にもオススメしたい内容です。

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