正式な名前は「連続漫画小説 あさドラ」です。
謎が謎を呼ぶミステリー漫画に定評のある浦沢直樹先生が2019年に週刊ビッグコミックスピリッツで連載を開始した話題作です。
- MASTERキートン
- 20世紀少年
- MONSTER
朝ドラと主人公浅田アサをかけてタイトルにしていますが、単純なダジャレではない気がします。
今回の「あさドラ」も「20世紀少年」や「MONSTER」などと同じようにタイトルがミステリーの謎に迫る重要なキーワードになっているのではないでしょうか?
それとも深読みしすぎで、単純に主人公の浅田アサの人生にスポットを当てたドラマだからでしょうか?
あらすじ(単行本1~2巻くらいのネタバレあり)
舞台は戦後すぐの日本、主人公の浅田アサは貧乏な大家族の子供として生まれました。
あまりに子供が多すぎて、家族からも存在を忘れられてしまうこともよくあります。
他の登場人物からも、「アサ?そんな子いたっけ?」と忘れられる様子がよく出てくるので、これがミステリーの鍵になっているのかもしれません。
アサ自身が人間ではない特殊な存在なのでしょうか?
アサが小学校高学年になったある日、巨大な台風がアサの住んでいる地域を襲い町全体が壊滅してしまいます。
アサは元日本軍の戦闘機パイロットである春日(通称:おっちゃん)の力を借りて被害にあった人たちに飛行機で救援物資のおにぎりを投下することにします。

©浦沢直樹/小学館
飛行機で自宅があった場所を確認したときにアサが見たのは、巨大な足跡のようなもので家がまるごと潰されている様子でした。
そして海から巨大しっぽのようなものが出てきて飛行機は襲われます。

©浦沢直樹/小学館
アサは飛行中にケガで気を失ってしまった春日のおっちゃんに代わり飛行機の操縦をします。
そして時代が少し飛んで、アサは17歳になります。
17歳のアサは曲芸飛行士として少しずつ仕事をしながら、あの時の怪物のことについて調べています。

©浦沢直樹/小学館
浦沢先生のこれまでの傾向からすれば、この怪物の正体は最後の最後まで明かされず回を重ねるごとに謎が深まっていくはずです。
そして、主人公の浅田アサに何か深い関係のあるものである可能性が高いです。
まるでミステリー小説を読んでいるような展開でいつも楽しませてくれる浦沢漫画、今回も続きが楽しみで仕方ありません。
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