「都市伝説の女」は、2012年にテレビ朝日で放送された深夜ドラマ番組です。
刑事ものですが、都市伝説にちなんだ殺人事件が起こり、それを解決していくちょっと変わったコンセプトの作品です。
長澤まさみのかわいさを全面に押し出したこともあり、深夜番組にもかかわらず視聴率は平均で10%近くあった人気番組です。

©2013テレビ朝日・MMJ
今回は、その続編である「都市伝説の女 part2」を紹介したいと思います。
- 音無月子(おとなしつきこ):長澤まさみ
- 勝浦洋人(かつうらひろと):溝端淳平
- 丹内市生(たんないいちお):竹中直人
あらすじ
都市伝説が大好きな美人刑事の音無月子が、非科学的な現象により人が死ぬ事件を解決するドラマです。
作品の構成としては、仲間由紀恵が主演していたドラマ、TRICK(トリック)にかなり似ています。
都市伝説を利用して殺人を超常現象に見せかける犯人を暴いていくというストーリーの中心部分はトリックとほぼ同じです。
勝浦洋人は鑑識課に所属していますが、音無月子のことが大好きで、気を引くために事件の解決に協力しますが、なかなか相手にされません。
丹内市生は、捜査一課の刑事ですが、昔かたぎの刑事で都市伝説の類が大嫌いです。
だから、丹内市生は音無月子が事件を都市伝説と結びつけようとするのを嫌がります。
しかし、都市伝説の女Part2では、音無月子のために非科学事件捜査班(UIU)ができ、丹内市生は、その班長となってしまいます。
警視総監の武重治(伊武雅刀)が音無月子のファンで、なんでも言うことを聞いてしまいます。
長澤まさみのためのドラマ
このドラマは、毎回長澤まさみの衣装が頻繁に変わる、長澤まさみを楽しむための作品といってもいいでしょう。

©2013テレビ朝日・MMJ

©2013テレビ朝日・MMJ
刑事ドラマなのに、警察とは思えないようなカジュアルな服装は長澤まさみファン必見です。
ドラマ放送当時の長澤まさみは、25、26歳の頃で、テレビや映画に多数出演していました。
舞台にも挑戦し始めた頃で、クレイジーハニーや、ライクドロシーなど精力的に活動していました。
都市伝説の女 Part2の各放送回の概要
本栖湖に住む未確認生物モッシーを研究する男が殺害される事件を解決します。
モッシーは、いわゆるネス湖のネッシーのパクリみたいなものですが、1960年代に実際に日本で話題になった未確認生物です。
ある夫婦が乗っていた車で寝てしまい起きたら、後部座席に死体があり、車ごと勝手に遠くへ移動していたという物語です。
アメリカで実際にあったヒル夫妻事件を元にしたお話です。
キャンプ場で起こった連続殺人が13日の金曜日だったという、まあ無理やり都市伝説にくっつけた設定です。
東京都府中刑務所裏の学園通りで殺人事件が起こります。
殺されたのは、弁護士。ある資産家の管理していた財産を運んでいた際に強奪に合いました。
この現場は三億円強奪事件が起きた場所と同じということから、音無月子は、この事件にまつわる都市伝説と重ねて捜査を開始します。
国民的アイドルの1人が、通っている高校の女子トイレで殺人が起こります。
そこはトイレの花子さんが現れると、うわさされている場所だったため、都市伝説大好き音無月子の出番です。
トイレの花子さんは、3階の3番目の女子トイレで3回ノックして「花子さん、遊びましょ」と言うと出てくるというのは有名な都市伝説です。
ロボットの研究者が殺され、そこに「これより先の領域に触れてはならない」という文字が。
この事件は2003年に起きたニコライ・ボリコフの自殺事件にそっくりな状況です。
ニコライ・ボリコフは、ロシアの科学者で、「ロボットに感情を持たせることに成功した」と発表した後、全ての研究成果を破棄して自殺した実在の人物です。
美人舞台女優の殺人事件が起こりますが、死体には首筋に傷があり、血は一滴も流れていませんでした。
そこで、音無月子はこの事件をドラキュラによるものだと考えて捜査を開始します。
この回が最終回ですが、果たして勝浦洋人の恋心はどうなるのでしょうか?
そして音無月子は本物の都市伝説に出会うことができたのでしょうか?
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