ゾンビだらけの世界でいくつ夢を叶えられるか漫画「ゾンビになるまでにしたい100のこと」

ゾンビになるまでにしたい100のこと 戦争・格闘
©麻生羽呂・高田康太郎/小学館

ゾン100こと、ゾンビになるまでにしたい100のことは、原作麻生羽呂(あそうはろ)、作画、高田康太郎(たかたこうたろう)によるタッグでサンデーGXで連載中です。

麻生羽呂・高田康太郎とは

麻生羽呂先生は、小学館のサンデー系の雑誌で連載をしている漫画家さんです。

代表的な作品
  • 呪法解禁!! ハイド&クローサー
  • 今際の国のアリス
麻生先生は、突然車中泊で日本一周する自由人です。

 

高田康太郎先生も同じくサンデー系の雑誌で連載している漫画家さんです。

代表的な作品
  • ハレルヤオーバードライブ
  • I AM SHERLOCK

あらすじ

大学を卒業してIT関係の企業に就職できた主人公天道輝(てんどうあきら)は、出勤初日の歓迎会終了後に会社に戻り朝まで残業させられ、超ブラック企業であることに気づいてしまいます。

会社唯一の美人鳳沙織(おおとりさおり)は、社長の愛人。

あまりのブラック企業ぶりに思考することすら奪われ、ただ死んだように会社と家を往復し、就職後3年目を迎えます。

 

そんな天道のもとに世界を一変させる出来事がおこります。

朝起きて会社に向かおうと家を出ると、目の前には大量のゾンビ

主人公は思います。

今日から会社に行かなくてもいいんじゃね?

天道

©麻生羽呂・高田康太郎/小学館

天道は狂喜乱舞し、とにかく今までやりたくてもできなかったことをやろうと決意します。

【やりたかったこと】

  1. 会社に行って社長(すでにゾンビ)に堂々と退社を申し出る。
  2. 大好きな鳳さん(すでにゾンビ)に告白します。
  3. 家にこもって一日中ビールを飲んで過ごします。

 

世界が平和だったときはゾンビのように生きていた天道が、世界がぐちゃぐちゃになった瞬間、超ポジティブに人生を楽しむ姿は、現代人に開き直って生きることの大切さを教えてくれているようで、清々しく感じます。

ゾン100

©麻生羽呂・高田康太郎/小学館

主人公と対照的なヒロイン

ヒロインの三日月閑(みかづきしずか)は、ゾンビ化した世界で、少しでも生存率をあげるため、科学的な根拠をつみあげていく完璧主義者です。

体を鍛え、ゾンビ動画でゾンビの研究を行い、効率的な食糧確保を行い、世界が崩壊した後でも常に合理的に生きようとする姿は、逆に不思議な行動に見えてしまいます。

ゾン100 ヒロイン

©麻生羽呂・高田康太郎/小学館

主人公が「ゾンビになるまでにやりたい100のこと」を考える一方で、三日月は「ゾンビにならないためにする100のこと」を考えています。

どちらが正しい生き方なのか、私たちに問うような哲学的な漫画です。

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