お客の思い出に合わせてジャンクなグルメを作る漫画「深夜食堂」

深夜食堂 料理

漫画「深夜食堂」は、安倍夜郎(あべやろう)が小学館のビッグコミックオリジナルで連載しています。

2007年から連載され、2009年からはテレビドラマ化もされています。
2010年には小学館漫画賞を受賞しています。
話題作ではなく、内容のおもしろさから、じわじわとファンを集めた漫画です。

あらすじ

新宿の路地裏にある「めしや」というのれんだけがある食堂。

深夜食堂外観

©阿部夜郎/小学館

深夜にしかお店が開いていないので、常連のお客さんたちからは「深夜食堂」と呼ばれています。

深夜食堂のマスターは、割烹着に左目に刀傷のような傷跡のあるコワモテですが、優しいしゃべり方と人生を悟ったような深い言葉で常連さんたちから愛されています。

深夜食堂マスター

©阿部夜郎/小学館

長く連載が続いていますが、マスターの本名、経歴、傷の理由など一切明かされていません。

店にメニューはなく、マスターは、お客さんの無理な要望に応えてメニューを作ってくれます。

ドライカレー

©阿部夜郎/小学館

調味料をどばどば使ったジャンクなご飯メニューでもマスターは苦笑いしながら作ってくれます。

深夜食堂の人気の秘密

他のお客さんにとっては、ただのジャンクなご飯でも、本人にとっては、思い出の詰まった大切な味だったりします。

その、思い出のストーリーがほろりと泣ける人情味あふれる料理漫画です。

また、深夜に食堂に食べにくる人たちは、色んな事情を抱える人が多く、みんな深夜食堂で出される食べ物や、そこで出会う人達にいやされて日々の生活の支えにしています。

口数は少ないけれど、ふとしたときに語るマスターの一言が、人間の本質を突いているような深い言葉で、心に刺さります。

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