漫画「異世界おじさん」は、KADOKAWAのウェブ漫画「ComicWalker」で2018年6月から配信されています。
2018年11月に単行本1巻が角川書店より発売されました。
著者は、「殆ど死んでいる」という方です。
「殆ど死んでいる」先生の他の作品は検索しても出てきませんので、「異世界おじさん」が実質的なデビュー作ではないかと思われます。
異世界おじさんのポイント
- おじさんが異世界から帰ってきたあとの話
- 異世界ではおじさんは化け物のような扱い
- 現世界に帰ってきた後もちょっとした魔法は使える
- 異世界にいた間に現世界で17年が経過している
- 現世界での時代の変化についていけないおじさん
「異世界おじさん」のあらすじ
2017年秋、トラックにはねられ17年間昏睡状態だったおじさんが目覚めました。
親族は誰も面倒を見たがらず逃げてしまい、甥っ子のたかふみが一緒に生活することになってしまいます。
たかふみのバイト代だけでは生活できないので、おじさんが異世界で身に付けた能力を利用してユーチューバーとして稼いでいくことにします。
おじさんは、小さな火を出したり物を動かしたり、異世界で手に入れた武具を持っていたりしますが、現世では誰も信じてくれません。

©︎殆ど死んでいる/角川書店
おじさんは、現世では普通のひきこもりっぽい顔ですが、異世界では、その顔がモンスターのように見えるらしく、行く先々で嫌われてしまいます。
異世界ではオークの亜種として恐れられます。

©︎殆ど死んでいる/角川書店
おじさんにとって異世界の思い出は黒歴史なのです。
おじさんの時代遅れ感がおもしろい
17年も異世界にいたおじさんは、現世界での時代の変化に完全についていけず、記憶が西暦2000年頃で止まっていて、完全に取り残されています。
それが、この漫画のおもしろポイントの一つです。
- SEGAと任天堂のゲームハード戦争がまだ続いていると思っている
- i phoneのことを文豪ミニだと勘違いしている
- ツンデレの概念が理解できていない
- 笑っていいとも!はまだ続いていると思っている
- こち亀は終わるはずがないと思っている

©︎殆ど死んでいる/角川書店
おじさんのクズがポイント
おじさんは、異世界に行く前の現世界での17年の暮らしでも元々オタクのクズ人間でした。
そのため、異世界でも人と仲良くなることができませんでした。
- 初恋はソニックとテイルズ
SEGAのキャラクターのハリネズミと空飛ぶキツネです。
おじさんは、SEGAへの思い入れが強く、この漫画ではやたらSEGAネタが登場します。 - 人間でいえば七瀬楓が初恋
SEGAのメガドライブのゲーム「エイリアンソルジャー」のヒロインです。
- SEGAハードを選んだ人間は友達を作れないと思っている
- ツンデレの概念が分からず、異世界で唯一おじさんに好意を持っていた美少女にひどい扱いをして捨てた

©︎殆ど死んでいる/角川書店
異世界能力の無駄遣い
とにかく、異世界で手に入れた様々な能力やアイテムがあれば、現世界ではやりたい放題のはずなのですが、おじさんもたかふみもちょっとバカなので、YOUTUBEで稼いで何とかしようとしています。
- 手から火を出す
- 物を触らずに動かす
- 空を飛ぶ
- 異空間に異世界アイテムを保管している

©︎殆ど死んでいる/角川書店
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