神の舌を持つ男のフランス料理漫画「Artiste(アルティスト)」

Artiste 料理
©さもえど太郎/新潮社

Artiste(アルティスト)は、新潮社の月刊コミックバンチで2016年11月号から連載されている漫画です。

この記事を書いた2020年1月現在、単行本5巻まで発売され、連載は続いていますが、本記事は第1巻の内容をまとめたものです。

Artiste 1 (バンチコミックス) [ さもえど 太郎 ]

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感想(2件)

Artisteのポイント

  • フランス料理店の料理人たちの話
  • 気弱な主人公が成長していく
  • 主人公はすごい嗅覚と味覚を持っている

ジルベールの秘密

物語は、マルコという男がフランス料理の一流レストランのプロンジュールとして採用されたところから始まります。

プロンジュールとは、皿洗い係のことです。
アルティスト 最初のシーン

©さもえど太郎/新潮社

マルコは自分に合った仕事を探してたまたま料理の仕事についたため、料理に関してはほとんど素人です。

この漫画の主人公ジルベール・ブランシャールは、マルコの世話係のです。

ジルベールは、気弱でいつも雑用を押し付けられています。

ジルベールは、グランヴァル・シャンゼリゼという有名なレストランから異動してきました。
ジルベール

©さもえど太郎/新潮社

ジルベールは、料理はできるのですが、ある日大事な常連客に出す料理のソースを間違えて、カルマンシェフの怒りを買い皿洗いに降格させられます。

シェフはフランス料理店では最高位の料理人です。

実は、常連のソースの味を間違ったとき、カルマン自身も味見をしていました。

カルマンは味覚障害になっていました。

カルマン

©さもえど太郎/新潮社

実は、ジルベールは、カルマンの指示でみんなに内緒で店の新作メニューを作っていました。

カルマンは、自分が味覚を失って困っているときに、ジルベールがすごい味覚を持っていることに気づき、新作メニューを任せました。
新作メニューはすぐにお店の人気メニューになりました。

ジルベールの旅立ち

マルコジルベールがすごい嗅覚を味覚を持っていて、店の新メニューを作っていたことに気づいていました。

気付いていた

©さもえど太郎/新潮社

マルコは、たまたま出会ったヴィクトール・メグレーが新しくオープンする店のスタッフを探していることを知って、ジルベールを紹介します。

ヴィクトール・メグレーは雑誌やテレビにたびたび出演する有名なシェフです。
メグレー

©さもえど太郎/新潮社

メグレーは、カルマンシェフと旧知の仲で、新作メニューを食べたとき、それがカルマンの作ったものではなく、ジルベールが作ったものだと見抜いていました。

ジルベールの才能を知っていたメグレーは、新しくオープンするお店でジルベールをソーシエに任命します。

ソーシエは、ソース部門の責任者です。
料理の味の大部分を決めてしまうソースは、フランス料理にとって非常に重要な役です。
ここから先は、どんどんジルベールが成長していく物語です。
序盤こそ、フラグが分かりづらく意味の分からない描写がありますが、読み進めていくうちに回収されていき、どんどん引き込まれる作品です。

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