不眠症という秘密でつながる高校生の淡いときめき「君は放課後インソムニア」

漫画「君は放課後インソムニア」は、オジロマコトが週刊ビッグコミックスピリッツで2019年に連載を開始した作品です。

インソムニア＝不眠症のことです。

©オジロマコト/小学館

君は放課後インソムニアのオススメポイント

作者のオジロマコトはの少年誌や青年誌での連載が多いですが、女性漫画家です。

オジロマコトの代表作

思春期の男女の淡い恋心を描いた、どこか懐かしさを感じるような作品に定評があります。

主人公の中見丸太は、九曜高校という学校に通う高校生です。

メガネをかけて、ちょっと生意気で、部活に入らず、いつもやる気がない生徒です。

でも彼には人に言えない秘密がありました。

彼は、不眠症に悩まされていたのです。

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夜眠れず、いろいろ考え事をしているうちに朝が来てしまいます。

そのまま学校へ行くので、学校では眠くて仕方ありません。

そのため学校ではいつもイライラしています。

中見丸太は不眠症であることを友達の受川にしか伝えていませんでした。

人に不眠症だと知られるのが嫌だったのです。

九曜高校には屋上にかつて天文学部が使っていた本格的な天文台がある部屋があります。

しかし、今は天文学部は廃部していて、誰も使っていない部屋になっています。

その天文台のある部屋ではお化けが出るといううわさがあり、生徒たちは誰も近づきませんでした。

中見丸太は、その天文台のある部屋であれば他の人にバレずに居眠りができると思って、こっそり部屋へ入り昼寝をしようとします。

しかし、そこには既に先に寝ている女子生徒がいました。

それが曲伊咲でした。

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曲伊咲も不眠症で、みんなにバレたくないので、こっそりと天文台のある部屋で寝ていたのです。

学校に天文台のお化けのうわさを流したのは曲伊咲きでした。

曲伊咲も不眠症であることを誰にも打ち明けていませんでした。

あんなに眠れなかった二人でしたが、天文台では簡単に眠れてしまうことに気づきます。

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お互いが不眠症であるという秘密を知った二人の淡い青春の物語です。

ある日、二人で天文台でこっそり昼寝しているところを保健室の倉敷先生に見つかってしまいます。

中見丸太は、自身が不眠症であることを倉敷先生に打ち明け、大事な場所を奪わないでほしいとお願いします。

倉敷先生は、自らが顧問となり、中見丸太と曲伊咲を部員として天文学部を復活させます。

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ここから二人の天文学部での活動が始まります。