「オリンピア・キュクロス」はヤマザキマリがグランドジャンプで2018年から連載している漫画です。

©ヤマザキマリ/集英社
オリンピア・キュクロスのオススメポイント
- 紀元前400年頃のギリシャ庶民の生活が分かる
- 古代の話だけど現代の言葉で話すので分かりやすい
- 昭和の東京オリンピックの頃の庶民の生活が分かる
- お金ではなく哲学的な幸福を求める古代の思想を学べる
著者ヤマザキマリとは?
ヤマザキマリはコミックビームという雑誌で2008年から2013年まで「テルマエ・ロマエ」という漫画を連載していた人です。
阿部寛主演で映画化もされたのでご存知の方は多いと思います。
オリンピア・キュクロスはテルマエ・ロマエに似ている
今回紹介するオリンピア・キュクロスはテルマエ・ロマエの面白かったポイントをそのまま継承した作品です。
テルマエ・ロマエは古代ローマの青年が銭湯に入ると、現代の日本の銭湯にタイムスリップしてしまい、そこから様々な技術を学び、ローマの銭湯に活かしていくというものでした。
オリンピア・キュクロスでは、古代ギリシャで生活する主人公が巨大な甕(かめ)に入ると、昭和時代の日本にタイムスリップし、そこで行われてる運動会やスポーツなどから色々なことを学び、古代ギリシャのオリンピックに活かしていくというものです。
あらすじ
オリンピア・キュクロスは、紀元前400年頃のギリシャのお話です。
主人公のデメトリオスは、壺への絵付けを仕事とする絵付け師です。
ものすごい運動能力を持っていますが、人と争うことが嫌いで草食系オタクとバカにされています。
デメトリオスは、村長の娘のアポロニアに密かに恋をしています。

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デメトリオスの住む村トリトニオスは干ばつや、敵の襲来によってたびたびピンチを迎えます。
デメトリオスは村の若者なので、トラブルを解決するために矢面に立たされますが、気が弱く大きな甕(かめ)の中に隠れてしまいます。

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その甕の中に雷が落ちた瞬間、1964年の日本にタイムスリップしてしまいます。

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そこで、地域の運動会を見たり、盆踊りを見たデメトリオスは、あまりの文明の高さに衝撃を受けます。
そして、何かのきっかけで雷に打たれると、デメトリオスはまた自分のいた世界へ帰ることができます。
戻ってきたデメトリオスは、日本で経験したことをヒントに、競技会を開いて争いを避けることに成功します。

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