「闇麻のマミヤ」は、福本伸行の伝説の麻雀漫画、「アカギ~闇に降り立った天才~」の続編という位置づけで2019年から近代麻雀で連載されています。
アカギの死後20年後の世界が描かれています。
「闇麻」という、普通の麻雀とは少し違う特殊ルールで行われる、福本伸行らしい新しい発想のギャンブルです。

©福本伸行/竹書房
アカギとは?
「アカギ~闇に降り立った天才~」は、元々福本伸行が連載していた麻雀漫画「天~天和通りの快男児~」に出てくる天才雀士の若い頃を描いた作品です。
自分の命すら全く気にしない豪快な打ち方と緻密な計算が両立した無敗の雀士です。

©福本伸行/竹書房
最終編である鷲巣巌(わしずいわお)との対戦が一晩、半荘6回分の内容にもかかわらず連載20年近く、コミック29巻分に相当し、漫画内での時間の経過が恐ろしく遅いことでも有名です。
とにかく一打ごとに心理描写が細かく描かれていて読みごたえがあります。
過去にアカギの記事も書きましたので、よろしければご覧ください。
福本伸行の作品
- 賭博黙示録カイジ
- 銀と金
- 無頼伝 涯
- 最強伝説 黒沢
- 賭博覇王伝 零
特殊な麻雀「闇麻」とは?
「闇麻のマミヤ」では、アカギの鷲巣麻雀と同じように、普通の麻雀を少しアレンジした福本伸行独自のゲームが行われます。
基本的なルールは全て普通の麻雀と同じです。
- 1000点の点棒を供託すれば捨てたい牌をひっくり返して相手に見れないように捨てられる「闇」というルール
- 2000点を供託すれば、相手の「闇」で隠された牌を表に向けさせることができる「闇返し」
- 4000点を供託すれば「闇返し」を拒否することができる「完闇」
- 供託された点棒は上がった者がもらえる
- 「完闇」をロンしてあがったら点数が倍もらえる
どのタイミングで「闇」を仕掛けるのか、という心理戦要素が勝負に大きく影響するゲームです。
あらすじ
漫画の冒頭では、アカギの若き日の伝説を知っている野崎治(当時23歳)が70歳になって登場します。

©福本伸行/竹書房
まだまだ若くて危なっかしいけど、一挙手一投足がキラキラしていてアカギとよく似た雰囲気を持つマミヤが主人公です。
野崎治が経営する中華料理屋に男性3人組のアイドルユニットが助けを求めにきたところから話は始まります。

©福本伸行/竹書房
アイドルグループは鬼頭エンタープライズの社長鬼頭完治に1000万円ずつ、計3000万円借金を背負わせられていて逃げられない状態です。

©福本伸行/竹書房
そこで、野崎治がマミヤに連絡し、鬼頭完治とマミヤが闇麻で対決し、勝ったら借金がチャラになるという約束で対決が始まります。

©福本伸行/竹書房
コメント