「スーパー・ササダンゴ・マシンによるコミュ障サラリーマンのためのプレゼン講座」は、パワーポイントを使ったプレゼンテーションで有名な覆面レスラー、スーパーササダンゴ・マシンが、サラリーマンの参考になるプレゼンを紹介したDVDです。
スーパー・ササダンゴ・マシンとは?
スーパー・ササダンゴ・マシンは、DDTプロレスリングに所属する覆面レスラーです。

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普段は新潟県にある実家の金型工場で専務取締役として勤務しています。
本名は、坂井 良宏。試合中も普通に「坂井」と呼ばれたりしますので、覆面レスラーですが中身はバレバレです。
リングに上がってマイクパフォーマンスを話がグダグダになり、観客に「何を言いたいのかが分からない」と言われてしまいました。
苦肉の策として、パワーポイントを使ったプレゼンテーション方式で「なぜ対戦するのか」を説明したところ、これが受けて大人気になりました。
それからは各テレビ番組に引っ張りだこになりました。
VS プロレス専門誌「発行部数を飛躍的に伸ばす方法」
ベースボールマガジン社が発行するプロレス専門誌「週刊プロレス」の発行部数が低迷していることから、編集者たちを集めて、どうすれば発行部数を伸ばすことができるのかをプレゼンします。
まず最初にプレゼンの内容を結果に結びつけるプロセスを説明したところがGOODポイントです。

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そして、「SWOT分析」を用いて週刊プロレスの強み、弱みから戦略を立てていくところはさすがプロの経営者です。

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VS 世界的飲食企業「より幸せな企業にするための新メニュー」
ケンタッキーフライドチキンで新商品の開発を行っている商品開発部の人たちに、新メニューをプレゼンします。
大手企業に片っ端から連絡し、「プレゼンをさせてくれないか」とお願いしたところ、なぜかケンタッキーフライドチキンが快く受け入れてくれました。
つかみの話題として、グラフを使って売上・利益が落ちていることを問題提起します。

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「企業はビッグデータを活用することは大事」という話から、「プロレスラーというビッグサイズな人たちに人気なメニューを作るべき」という話につなげ「タンパク質をもっと取れるメニューを開発してほしい」とつなげていく展開がうまいです。
何より、話を真剣に聞いてくれて、積極的に開発につなげようとするケンタッキーフライドチキン商品開発部の人たちの熱意がすごいです。
なぜこんなに真剣に聞いてくれたのか、とスーパー・ササダンゴ・マシン自身が焦ってしまうほどです。
VS コミュ障な自分「一人で焼肉をおいしく食べる方法」
コミュ障な人々に向けた、一人焼肉を楽しむ方法をプレゼンします。
自分の中にもう一人の自分を作り、その人に対してプレゼンを行うことで孤独を解消するというコンセプトです。
葛飾区立石にある焼肉牛房というお店でお肉を食べます。
アンゾフの成長マトリックスという手法を使って分析を行っているところがGOODポイントでした。

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アンゾフの成長マトリックス
- 市場浸透戦略
現在の商品で現在の市場で販売する - 商品開発戦略
新しい商品で現在の市場で販売する - 市場開拓戦略
現在の商品で新しい市場で販売する - 多角化戦略
新しい商品で新しい市場で販売する
でも、おそらくスーパー・ササダンゴ・マシン自身が焼肉が食べたかっただけなのではないでしょうか。

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