「巨竜戦記」は週刊少年マガジンで本田真吾が2019年から連載している漫画です。
コンセプトは古事記にあるヤマタノオロチ伝説を現代によみがえらせた物語です。
古事記は日本最古の歴史書物で、日本誕生から推古天皇までを記録したものです。
様々な神や怪物が登場し、歴史書とはいえ神話的な物語が多い書物です。
ヤマタノオロチを倒したときに現れた叢雲の剣がこの漫画の主役です。
オススメポイント
- 古事記の伝説を現在によみがえらせた壮大なストーリー
- 巨大な竜の迫力が伝わる絵
- 竜の正体、三種の神器の力、主人公の能力などの秘密に関する伏線がたくさん
あらすじ
主人公の葦原鋼(あしはらはがね)は高校2年生です。

©本田真吾/講談社
葦原鋼は、大好きだった幼なじみの水無瀬栞(みなせしおり)に告白するため、花火大会に誘います。

©本田真吾/講談社
しかし、花火大会の当日、町が突然巨大な竜に襲われて水無瀬栞は竜に丸ごと飲み込まれてしまいます。

©本田真吾/講談社
なぜかニュースでは竜が町を破壊したことは一切放送されず、災害によるものだと発表されます。
葦原鋼が小さい頃よく遊んでいた斗龍神社には、神代小宵という竜と戦う一族の末裔がいます。
その神社には、竜を殺せる唯一の武器である叢雲の剣が封印されていました。
神代小宵はその剣に選ばれず、竜を倒す使命を全うすることができません。
そこで、叢雲の剣に選ばれる人を探していたのですが、なかなか適合する人間が見つかりません。
葦原鋼は、自分の大好きだった人を殺した竜に復讐するために、叢雲の剣に選ばれるための試験に挑みます。
試験に失敗すると命を失ってしまいます。
叢雲の剣は木の根っこのような形をしていますが、生き物のように動いていて、葦原鋼の体の中に入っていってしまいます。
そして、葦原鋼が興奮することをきっかけに、巨大な竜に変身します。

©本田真吾/講談社
また、慈竜会という謎の組織があり、竜をあがめたてまつり、世界を竜の力で支配しようとしています。
この物語は、竜への復讐と、慈竜会との闘いです。
謎がたくさん
巨竜戦記では、後々回収するための伏線がたくさん張られています。
ちゃんと伏線は回収されていくのでしょうか。
- なぜ政府やマスコミは竜の存在を隠すのか?
- 主人公はなぜ剣に選ばれたのか?
- 幼なじみは、なぜ不自然に竜に食べられたのか?
- 慈竜会は何がしたいのか?
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