「死神坊ちゃんと黒メイド」は、サンデーうぇぶりという小学館のウェブコミックで2017年から連載されている井上小春の漫画です。
オススメポイント
- 触れられない相手とのほほえましい恋愛
- ティム・バートンのファンタジーっぽいかわいい絵
- ツンデレのメイドという王道
人に触れない呪い
主人公の死神坊ちゃんは、大きな屋敷に住む貴族ですが、5歳のとき魔女に、触れるものが全て一瞬で死んでしまう呪いをかけられてしまいました。

©井上小春/小学館
母親に嫌われてしまい、別邸に移されて、執事2人以外とは会わない生活をさせられてしまいます。
坊ちゃんの呪いにはいくつかルールがあります。
- 坊ちゃんの身体のどこに触れても死ぬ
- 人間だけでなく、動物や植物も触れれば死ぬ
- 生き物じゃない物には触れても影響はない
- 服の上から触れても死ぬ
- 物を介して触るのはOK
メイドのアリスとの不思議な恋愛
坊ちゃんの身のまわりの世話を行うメイドのアリスは坊ちゃんに逆セクハラをするのが趣味です。
人に触れることができない坊ちゃんに色仕掛けをして楽しんでいます。

©井上小春/小学館
アリスはいつも無表情ですが、実は坊ちゃんのことが大好きで、逆セクハラはアリスなりの変わった愛情表現なのです。
アリスは幼い頃に、メイドの子供だというだけで周りの貴族からいじめられていたのを坊ちゃんに助けてもらい、そのときから坊ちゃんのことを慕っています。

©井上小春/小学館
坊ちゃんもアリスのことが大好きで、結構ストレートに「好きだ」とか「かわいい」とか言いますが、シャイで真面目な性格なので、そんなことを言ってよかったのか毎回のように悩んでしまいます。
まとめ
人に触れることができず、人から愛されたことがない不器用な男が、大好きな女の子のために一生懸命にあがく姿にときめく不思議な恋愛漫画です。

©井上小春/小学館
とても不幸な人生を背負っていて、好きな人に触れることもできない切ない物語なのに、なんだかほのぼのとした気持ちになります。
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