「只野工業高校の日常」は、集英社のウルトラジャンプで2019年から連載されている漫画です。
只野工業高校(ただの)という名前のとおり、ありふれた工業高校に通う男子たちの日常を描いた作品ですが、工業高校自体が普通の高校に通う人にとっては未知の世界なので、新鮮な驚きが満載です。

©小賀ちさと/集英社
あらすじ
只野工業高校は、とある雪国の片田舎にある工業高校です。
機械科、自動車科、電気科、設備科の4つからなり、全校生徒378名中、333名が男子です。
主人公は電気科の2年生、赤崎と、同じクラスの友人のかっちゃんとやっちんです。
赤崎は金髪でピアスですが、不良というわけではなく、国家資格をいっぱい取っている勉強熱心な男子です。

©小賀ちさと/集英社
でも、学校の勉強は苦手です。
かっちゃんは黒髪、いつも冷静でツッコミ役です。

©小賀ちさと/集英社
お金にうるさい所があります。
やっちんは、ベビーフェイスで癒し役です。

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手先が不器用で、ケーブルの被覆を取る作業がいつまでたってもできません。
工業高校あるある
「只野工業高校の日常」は、工業高校ならではのあるあるが盛りだくさんです。
とりあえず、単行本1巻に出てくるあるあるを紹介します。
- 電流が流れているケーブルに触るときは、手で握りしめると、反射的に手で握りしめてしまい、離せなくなるので、手の甲で触る
- 作業着はどんなヤンキーでもきちっと着る
- 自動車科は自動車好きが集まるので、ヤンキーだらけ
- 自分の所属している科以外が何をやっているのかは全然分からない
- 女子更衣室が存在しないため、女子生徒は体育のときは、教室を閉め切って着替える
- 普通教科を担当する普通職員室の他に、各学科ごとの通称「科職」が存在する
- 工業学校の専門教科の先生は、複数の教科を受け持っていることが多いので、1日中同じ先生から授業を受けることもしばしばある
- 工業高校は、一般企業で働いたことのある職員が多い
- 女子なら誰でもかわいく見えるので、自分の好みが変なのではないかと不安になる
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