「ドラマ新解釈・日本史」は、監督・脚本福田雄一、主演ムロツヨシという最強タッグが贈る、新解釈!偉人シチュエーションコメディです。
福田雄一×ムロツヨシ
福田雄一監督の作品には、かなりの確率でムロツヨシが登場します。
- 勇者ヨシヒコシリーズの魔法使いメレブ役
- 今日から俺は!!の椋木先生役
- スーパーサラリーマン左江内氏の小池郁男役
どの役も、アドリブでしゃべりまくる、ちょっとウザいキャラです。
福田雄一作品のコメディ部分には欠かせない役者です。
「新解釈・日本史」のコンセプト
「新解釈・日本史」は、歴史上「謎」とされている部分に、新たな提案をすることをコンセプトにしており、決して史実に基づいたものではありません。
歴史上の偉人たちが大好きで、バカにされるのは許せないという人は絶対に観ないほうがいいと思います。
ムロツヨシのふざけまくったコメディ演技が大好きという人にはぜひ観てほしいです。
織田信長編
織田信長の最後、本能寺での死は、一体どのようなものであったのか?というのは現在でも日本史に残る大きな謎の一つです。
実際に織田信長の死体は見つかっておらず、その最後がどのようなものであったのかは、まだ明らかにされていません。
「信長は本当に潔く自害したのか?」という、あえてみんなの織田信長イメージを壊す脚本にチャレンジです。

©ドラマ「新解釈・日本史」制作委員会
ムロツヨシが演じる織田信長が、明智光秀の軍勢に囲まれ、いよいよ数人の部下と最後の時を迎えようとしています。
織田信長は、切腹が怖くてなんとか生き残ろうとします。
緊迫したシーンで、全力で言い訳をする織田信長がたまらなく人間くさくて新しいです。
坂本龍馬編
日本の歴史上でも最も重要な瞬間の一つとされる薩長同盟。
慶応2年(1866)京都市上京区の小松邸で薩摩の西郷隆盛と長州の木戸孝允(桂小五郎)が相対し、坂本龍馬が仲介を行ったことにより成立しました。
この薩長同盟が「本当に坂本龍馬の手柄だったのか?」という歴史に挑戦するストーリーです。

©ドラマ「新解釈・日本史」制作委員会
実は、坂本龍馬については、司馬遼太郎の「竜馬がゆく」という小説のおかげで英雄的なイメージが強いのですが、近年の研究では、本当にこれほどの功績を残していたのかが史実上疑問である点がたくさんあります。
その薩長同盟が結ばれた会談で、実は坂本龍馬は全然大したことを言ってなかったという設定です。
ささっと同盟を結ばせて、すき焼きを食べに行きたい坂本龍馬(ムロツヨシ)の話術が光ります。
松尾芭蕉編
松尾芭蕉が俳句を作りながら全国を行脚した、「奥の細道」が、実はお金持ちの家に転がりこんで俳句の批評をしながら、おいしいご飯をいただこうという目論見だったらどうしよう、という設定です。
家人たちの素人丸出しの俳句に「・・・・・100点!」といって無理やりこじつけの批評で褒めたたえる松尾芭蕉(ムロツヨシ)の話術が最高です。

©ドラマ「新解釈・日本史」制作委員会
伊能忠敬編
伊能忠敬が精密な機械がない江戸時代に、どのように精巧な日本地図を作ったのかは歴史上謎が多い部分です。
シソンヌの長谷川が伊能忠敬役で、弟子の門倉隼太の役がムロツヨシです。
伊能忠敬一行は、断崖絶壁の海岸を測量に来たのですが、直接歩いて測量することができません。
弟子たちは、大体の形を見て地図を書いたらいいのではないかと提案します。

©ドラマ「新解釈・日本史」制作委員会
あくまで歩測にこだわる伊能忠敬を本気で行かせて楽しんでいる弟子たちがおもしろいです。

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ザビエル編
ザビエル(ムロツヨシ)が日本のお殿様の所にキリスト教を布教しに来たのですが、逆に日本の文化にドハマりしてしまいます。

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ザビエルはとても明るい性格で、人に好かれたことから布教が広まっていったという説がありますので、案外ムロツヨシの演じるザビエルは史実に近かったのかもしれません。
聖徳太子編
聖徳太子(ムロツヨシ)が、その場で適当に思いついた憲法17条を発表します。
「布団は毎日干せ」など自由にアドリブで憲法を決めていきます。

©ドラマ「新解釈・日本史」制作委員会
そして、蘇我馬子(シソンヌ長谷川)の指導で、後世に伝説を残すために3人が同時に話していることを聞き取る練習をさせられます。
宮本武蔵編
巌流島の決戦の日、剣を忘れてきた宮本武蔵(ムロツヨシ)の元に、宮本武蔵ファンのみんなが適当な武器を持ってきます。
それに宮本武蔵が一つずつツッコみをする、モノボケが秀逸です。

©ドラマ「新解釈・日本史」制作委員会
徳川綱吉編
世界でも最も愚かな法律の一つと言われている徳川綱吉による「生類憐みの令」がテーマです。
実は徳川綱吉(ムロツヨシ)は猫派だったけど、実はイケメンの僧にだまされた母親に強要されて「生類憐みの令」を仕方なく出していたという設定です。

©ドラマ「新解釈・日本史」制作委員会
卑弥呼編
邪馬台国の女王卑弥呼は、人前には姿を見せず、その弟である月読が占いの結果を国民に伝えていたといいます。
実は卑弥呼が人前に出せないくらいブスだったため、弟(ムロツヨシ)が一生懸命ごまかしながら人前に出ないようにしていたとしたら、どうだろうという新提案です。

©ドラマ「新解釈・日本史」制作委員会
石川五右衛門編
江戸時代、庶民の間で大人気だった大泥棒石川五右衛門(ムロツヨシ)が、実はイメージのような鳥の巣頭でド派手なメイクの人じゃなくて、ごく普通の見た目だったらどうしようという設定です。
釜茹でにされて処刑される前日に、カツラを用意して必死に世間のイメージに合わせようとします。

©ドラマ「新解釈・日本史」制作委員会
水戸光圀編
水戸黄門(ムロツヨシ)が、実は諸国漫遊の旅をしていなかったらどうだろうという設定です。
水戸にこもっているだけなのに、世間で勝手に水戸黄門が諸国を漫遊する講談が流行ってしまったので、がんばって実際に旅に出ようとします。
旅に一緒に行ってくれる仲間を集めるためのオーディションを開催します。

©ドラマ「新解釈・日本史」制作委員会
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