「僕のヤバイ妻」は、2016年に関西テレビの制作で放送された伊藤英明と木村佳乃主演のTVドラマです。
原作はなく、黒岩勉脚本によるドラマオリジナルストーリーです。
トリッキーな展開の連続が日本のTVドラマとは思えない過去に例のない作品です。
ジャンルでいうと「家庭内サイコサスペンス」といったところでしょうか。
あらすじ
ストーリーは、伊藤英明演じる望月幸平(もちづきこうへい)が妻・真理亜(木村佳乃)との結婚式の時の映像を観ながら首つり自殺を図ろうとするところから始まります。

©2016関西テレビ放送
かなりインパクトのある始まり方です。
首をつった瞬間に場面が切り替わり、時間は65時間前にさかのぼり、望月家の、ごく普通の朝の風景になります。
朝の食事にも、仕事着の準備にも、完璧にこなそうとする真理亜に幸平は嫌気がしています。

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そして、幸平は仕事に出かけていきます。
幸平はカフェを経営しているのですが、あまり経営がうまくいっておらず、借金の返済に苦労しています。
幸平は、カフェの共同経営者である相武紗季が演じる北里杏奈(きたざとあんな)と不倫をしています。
真理亜の実家はお金持ちで、数年前に両親が死んだことにより2億円を相続しました。
幸平と杏奈は、真理亜を毒殺して、お金を手に入れることを企みます。

©2016関西テレビ放送
幸平は杏奈が作った毒を買ってきたワインに入れて、真理亜に飲ませるため家に持ち帰りますが、そこで事件が起こります。
家に帰っても真理亜がおらず、机の上に「2億円用意しろ。警察に連絡したら妻を殺す。」という脅迫状を見つけます。

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なぜ妻を殺そうとしたタイミングで狙ったかのように誘拐が発生したのか?
なぜ妻の資産額と同じ2億円が身代金の額なのか?
ここから壮大な謎解きサスペンスが始まっていきます。
曲者ぞろいの登場人物
相馬誠一郎(佐藤隆太)
相馬誠一郎は、警視庁捜査一課の主任です。
真理亜の誘拐事件を担当するが、正義感が強く頭が良く、常に幸平のことを疑っています。

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鯨井夫妻
望月家の向かいに住んでいる鯨井和樹(高橋一生)と鯨井有希(キムラ緑子)の年の差夫婦です。
ものすごく仲良く見えますが、何やら秘密がありそうな感じで、要所要所で登場します。
横道正道
宮迫博之が演じる横道正道は個人で興信所を経営しています。
元警察官で、今でも警察内部につながりを持っています。
幸平の姉の元夫で、幸平が警察に知られたくない調査を依頼するときに利用するのですが、敵か味方か分からない怪しい人物です。

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とにかく、誰が味方で誰が敵なのか分からないサスペンス感が、回を追うごとにどんどん複雑になっていくのがたまりません。
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