富士山の周りをぐるっと1周156kmをわずか48時間で走る過酷なトレイルランレース、「ウルトラトレイル・マウントフジ」。
その、第1回大会である2012年大会を追いかけたDVDが「ウルトラトレイル・マウントフジ ~激走!富士山一周156キロ」です。

©NHKエンタープライズ
どんなコースを走る?
ウルトラトレイル・マウントフジは、山梨県富士河口湖町がスタート地点です。

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参加者は男女合わせて852人でした。
これほど大規模なトレイルランニングは、これまで日本はおろか、アジアのどこでも開催されていませんでした。
ウルトラトレイル デュ モンブランと同じ100マイル(およそ160キロ)のコースに設定しました。
ウルトラトレイル・マウントフジの累積標高差は、8530mです。
注目の出場選手
- ジュリアン・ショリエ(フランス)
- 石川弘樹
- 相馬剛
- ハル・コナー(アメリカ)
- 山本健一
- 横山峰弘

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レース展開
レースは2012年の5月18日午後3時にスタートしました。
コースの8割が未舗装な林道と山道です。
序盤
注目されていなかったカナダのアダム・キャンベルがトップを走ります。
大本命のジュリアン・ショリエがそれを追います。
二人が飛びぬけ、次の3位グループに石川弘樹がいました。
37キロ地点
37キロ地点の給水地点、山中湖に18時41分アダム・キャンベルとジュリアン・ショリエが並んで到着します。
石川弘樹は4位で到着します。
山本健一が12位で到着します。
トップから遅れる事48分で横山峰弘が到着します。
61キロ地点
61キロ地点の給水地点では、石川弘樹が日本人トップの3位で到着します。
しかし、腸炎により食事がとれない状態になっていました。
アメリカのハル・コナーは、ここでリタイアします。
アメリカのトレイルレースで数々の優勝をしてきたハル・コナーですら、体調の維持が難しいのがこのウルトラトレイル・マウントフジです。
76キロ地点
76キロ地点、石川弘樹は既にリタイアしてしまい、日本人トップは5位の相馬剛です。
しかし、山本健一がこの地点で相馬剛に追い付きます。
計算しつくされた時間配分で山本健一が日本人トップに躍り出ます。

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102キロ地点
102キロ地点では、トップのジュリアンが日本人選手たちに1時間以上の差をつけて入ってきました。
2位のアダム・キャンベルとも差が開き独走状態に入っていました。
相馬剛がこの地点でリタイアしました。
ゴール地点
結局、そのままジュリアン・ショリエが18時間53分12秒というタイムで優勝しました。
アダム・キャンベルはそこから遅れる事30分で2位でした。
山本健一が日本人トップの3位で、タイムは21時間15分02秒でした。

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横山峰弘が5位でした。
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